アジアン仕入れ紀行

07'sインドシナ半島編・第2部

3.DMZと親方赤旗
 美味いフランスパンの朝食(ラオス・ベトナムは旧仏領の為、パンと言えばフランスパン)を取り、昨日放浪の果てに探し当てたバス乗り場へと向かう。


※タイのインスタントと違って、ラオスのドリップコーヒーは美味いです


※前も書いたけど、ラオス第三の都市の風景


※鳥に和む

 だが、エンジントラブルの為に8:00出発予定のバスが8:47になってようやく動き出す。
 過去、ラオスをバスで旅することは酷い悪路との戦いであったと良く本には書かれている。しかし、このルートではアジアハイウェイ構想の一環として整備された横断道が開通していた。お陰で揺れも少なく、すこぶる快適な道中であった。だが、道の真中に立ちふさがる水牛や山羊、更に、この周辺国ではバスが一番上等な車なのか、前を走るバイク・ピックアップトラック・大型トラックに出会うたびにクラクションを鳴らし追越を掛けつつも、現代製バスは一路国境へと向け快速に前進した。


※途中休憩。ここで飲んだビアラオで苦しむ


※ラオス−ベトナムを貫くアジアハイウェイ

 途中、休憩を挟みバスはラオス側のイミグレーションが有るデーンサワンへと到着する。ここでも、問題なく出国審査を通過し、ベトナム領内のラオバオへと侵入。


※ラオス人民民主共和国デーンサワンのイミグレーション


※旅人が餌付けしてるのでしょうか?(デーンサワン、イミグレーション敷地内)


※ベトナム社会主義共和国ラオバオのイミグレーション

 入国審査を終え、バスは再び目的地のドンハへと向け動き出した。道中、自転車の集団が路上へとはみ出しているのを見ると、ここが社会主義国だと嫌でも思わされる。そんな光景とすれ違う東欧製トラックを横目に眺めながらバスは進んで行った。
 16時、定刻より30分遅れバスはドンハのツアーバス用バス発着場へ到着。駅まで3キロほどあるので、バイクタクシーで行くことになるが、キャリーケースを抱えてかつノーヘルで行く都市部の道は怖かった。
 事故に遭うことも無く、無事ドンハ駅へとついたのでまずはハイネケンで乾杯。本当は地場のビールが飲みたかったが、店のベトナム娘がハイネケンしか持ってこない。ま、可愛いので許してやろう。でも、ビールがぬるいのはいただけなかった。
 駅では職員と拙い英語のやり取りの末、何とかドンハ発17:06・ハノイ着05:38(SE2)のエアコン付ソフトベッドの寝台を確保。この国では未だに客車の予約がコンピュータ化(地方駅だけかもしれないのですが)されていないのか、駅によって席の割り当てが決まっている模様。席は余ってるけど予約が取れないこともあるので注意が必要。
 ベトナム統一鉄道も中々時刻に正確な鉄道なので、列車は定刻とおりに駅のホームへと到着した。


※ホームに滑り込むSE2

 列車に乗り込むと、食事が配給されるのでそれを食べ一息つく。この国の寝台車は上級クラスでも雑居で、乗り込んだときにはベトナム人のおばさんが既に乗っていた。
 乗り込んで直ぐに同室のおばさんが寝てしまい、部屋に居るのも気まずくなったのでビールを飲みに食堂車へ。
 だが、何ということでしょう。そこでは、客が居なく鉄道職員が食事をし酒盛りをしていたのです。これには、流石の私も驚き。思わず、この国の鉄道職員に就職したくなってしまう。
 それでも、ビールは出てくるわけで。333(バーバービア)を痛飲したあと、車内販売を捕まえておかゆを食べる。これが飲んだ後には美味かったな。
 食べた後、居室へと戻り就寝。そういえば、やたらと職員の多い列車だ。流石は社会主義。こういう職に付ければ美味しいなと思いながらハノイへと向け列車は進んで行った。

3.喧騒の首都、そしてボッタクリタクシー
 列車はほぼ定刻、05:38にハノイのプラットフォームへと停車した。駅の近辺はまだ夜の闇に包まれている。


※闇に佇むハノイ駅

 このまま、うだうだと時間を過ごしても仕方ないので知人が推薦するファンタイホテル(現・カメリア4ホテル)へ向かうことにする。すると、タクシーの運ちゃんが「犯罪、犯罪!」というので少し不安に。到着して知るのだが、ホテルの有る通りがハンザイ通りという落ちでした。
 ホテルに無事チェックインし、空腹に耐え兼ねないためホテルで朝食。1US$で美味しいフランスパンとベトナムコーヒー+おかずを頂きました。


※ファンタイホテル

 少し、ホテルでまったりした後、仕入れのために市内の市場めぐり。途中、タクシーで市価の10倍以上の料金(日本円で980円くらい)支払う。釣りとか、間違いを指摘しないのがベトナム人のしたたかさ。あの運ちゃんは最低3日くらい飲んで仕事しないなと個人的に思った。
 しかし、ベトナムの街はクラクションが五月蝿くて、バイクの数が半端ない。道を歩けば常にクラクションが聞こえる状態。これには凄く疲れた。
 色々とぼったくられたり適正価格で仕入れたりしたマーケット巡りも終わり、ホテルへ帰還。
 あまり、出歩く気も無いのでホテル周辺の路上でビア・ホイを痛飲。


※犯罪通り付近

 飲んでると寄って来るわ寄って来るわ、物売りに、両替詐欺に、調子よく人にたかる奴とか。飲みながら周囲を観察するだけで飽きることは無い。
 飲んでたら23時には周囲が店じまいを始める。仕方が無く最後の一杯を決め、ホテルへ撤退。
 ハノイの喧騒の中、眠りへと落ちていった。

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