07'sビルマ・ラオス編・第1部
1.台北からスワンナプームへ
桃園国際空港を出立した中華航空機はシャム湾にダイブする事も無く、スワンナプーム国際空港へ降り立った。雨季のタイは、シトシトと雨が降り南国特有の甘くねっとりとした腐臭に包まれている。
長旅の疲れも有るので、タクシーを拾うとすぐさまスクムヴィット通り沿いの定宿にしているホテルへと向かった。
数日はのんびりしたかったのだが、次の日はマーケットで仕入れ。ここは何時きても人が多くて滅入る。
だが、前回買い付けしたときに活躍していた地下アイドルがまだ健在でなんだか微笑ましかった。彼女達も是非RSレコード辺りでデビューして欲しいなと。
前日の疲れで、三日目はもそもそと昼前に起き出す。
この日はする事も無いので、噂の「ぴあふぉあタイムズスクエア支店」へと行ってみる事にする。
「イラッサイマーセ、ゴシュジンサマー」と、妙なアクセントの日本語で現地採用のメイドさんがお出迎え。フロート系のジュースを注文する。
そこで、最初の一口をメイドさんが食べさせてくれたのですが・・・物凄く恥ずかしかった。何せ、客は私一人だったので。

※BTSアソーク駅(MRTスクムヴィット駅)徒歩5分。隣は行きつけの「K2テーラー」
「神戸ステーキ」というご大層な名前のついたステーキ屋(肉は神戸牛ではない)で昼食を取った後、しばらくMBKを散策したりしてホテルへと戻った。
2.雨に沈む都
目が覚めると、日も昇りきらないうちにチェックアウトして再びスワンナプームへと向かった。ヤンゴン行きのエアアジアFD3770機はは乗客確認の不手際により、定刻より少し遅れ7時40分に離陸。ヤンゴンへ近づくと、空は重い鉛色、眼下には水没しかけているような薄暗い街並みが広がり今後の旅に一抹の不安がよぎる。
乗客はそれに乗り、入国ターミナルへと向かう。独裁政権下という事で、厳しい入国審査を予想していたのだが予想は大きく外れほぼパスポートを見せるだけで審査は終わる。
そのまま、入り口の案内所でタクシーを手配しダウンタウンのパノラマホテルへ向かう。二十年以上前に生産したと思われるの中古セダンはエアコンを入れない(ガソリン一滴は血の一滴みたいな感じで節約してるそうな)ため、じっとりと重い蒸し暑さと埃の入り混じった何とも言えない空気に包まれる。その横を「八王子●学院専門学校」や「神奈川中●交通」などと書かれたバスが走り抜けていく。そんな光景を見ながら、街並みを眺めていると何時の間にか目的の場所へと到着していた。
雑誌記事ではUS17$と書いてあったのだが、実際にホテルに入るとUS25$と言われる。しかし、他のホテルを探す気力も無いのでそのままチェックイン。
荷物を置き、一休みした後に早速ボージョー・アウンサン・マーケットへ移動。ここの、闇両替で100$ばかり両替すると、現地通貨で127,000Kyatの札束を渡され(最高額紙幣が1,000kyat)その額の多さに少し驚く。そこで、札を数えている間に闇両替のネゴシエーターのと話をしていると茶でも飲みましょうという事になり、私も暇だったので一緒にマーケット内の茶屋へ。政権の批判やら、増税と経済悪化により庶民の生活が年々苦しくなっているなどの事を聞く。
マーケットを巡りながら、品定めをして生地や小物などを仕入れる。骨董的な機械織機で織られた生地からは、機械油の香りが漂いこの国の工業水準の低さを伺う事が出来る。また、観光シーズンでないことから市場は閑散とし大きさの割りに物静かな雰囲気に包まれていた。

※マーケット周辺、ヤンゴン市内を走る環状線。二時間で市内を一周

※ヤンゴンはチャイナを越える!次回、ミャンマー版石景山游来園をご紹介します!
-第2部へ続く-


