アジアン仕入れ紀行

07'sビルマ・ラオス編・第2部

3.スコールに濡れるパヤー
 強風と激しい雨音に起こされる。目を覚まして、外を眺めると激しいスコールで観光どころではない。
 だが、朝食を食べるとそれも収まってきたので外に出ることに。始め、シェダゴン・パゴダに行こうと思い徒歩で出るが道に迷い逆方向にあるヤンゴン川へと着いてしまう。仕方が無いので、タクシーに乗りそこへ向かうとまた雨が降り出した。


※シェダゴンパゴダ正面

 中へ入ると、金色に光るパヤーの床が水面に覆われ、境内には極彩色に輝く寺院群が立ち並ぶ。そして、寺院内ではサイケデリックネオンに彩られた仏像が私を出迎えた。ここではミャンマー人民が仏との対話を行い日本では失われた信仰の体現を私に見せ付けてくれる。この国では我々から失われた神仏への畏怖と崇敬の信念がまだまだ生き、よき伝統が根付いているという現実に、遠く乾いた国から訪れた私の心はその光景に今の空のような心境へと陥った。


※サイケな仏像


※金色のパヤー

 見学も終わり、パゴダ周辺を見て回るとなにやら妖しい公園が有るので休憩のために入ってみた。すると、そこはミャンマー版石景山游来園だった。驚愕の事実に私は言葉を失い思わず呑んでいたミャンマービールを吹き出してしまった。ここは、いずれ国際問題をはらんだ場所になるであろう。


※単なるゲーセンですが


※浦安で見たこと有るぞ


※こいつも


※何も言うまい・・・

 雨も上がり、スーレーパゴダの隣にあるマハバンドゥーラ公園を散策。周囲にある英国調の庁舎と独立記念塔がこの国の伝統を物語る。


※英国調様式が良く似合う


※独立記念塔

 その後、旧市街地を散策し美味いインドカレーを食した後ホテルへと戻った。

4.旅立ちは突然に
 ミャンマーでの観光と雑貨仕入れのための視察も終わり、エアアジアFD3771機へと乗り込み再びスワンナプームへと戻った。機内でこれからの予定を考えるが、ふとビアラオが飲みたくなったのでラオスへ向かうことに。
 空港に着くと、三階出発カウンターへ並んでいる航空会社の空港チケット売り場へ向かい帰りの便になるノックエアーのウドンタニ→ドンムアンのチケット購入。そのまま、ファランポーン駅へ移動しノンカイ行き寝台列車の切符を購入する。
 昼食を採ったりスパに行ったりして時間を潰した後、バンコク発ノンカイ行きのEXP69へと乗車する。乗り込んだ後は、毎度のごとく食堂車で食事を取りながらシンハを飲み、闇に沈む車窓を楽しむ。列車は闇を抜け国境へと向かっていった。
 翌日、起きると到着時刻が遅れていた。仕方が無いので、再び食堂車に向かいシンハを飲みながら終点への到着を待つ。飲んでいると列車は約1時間40分の遅れで終点ノンカイ駅へと到着する。


※ノンカイ駅でのEXP69


※夜行の旅は良い

 実はこの時点で私はラオスのガイドブックを所持していなかった。当然、何処へ向かえば良いかとか何処に泊まれば良いかとかは全然分からない。このまま、降車客が居なくなれば移動は出来なくなるのは確実なので駅前でニコンの一眼レフを構えた人に「すみません、日本の方ですか。ラオスへ行くのでしたら一緒に行きませんか?」と声をかける。そうしたら、日本語で「ええ、良いですよ」と返答されたので一緒にトゥクトゥクに乗り込み第一友好橋まで行く。目的地は一緒なのでイミグレーションを抜け、橋を渡るバスへ乗りラオス国境からビエンチャン市内に入るまで同行する。その後、市内のカフェでお茶しながらガイドブックを見せて貰い今夜の宿を決める。彼とは宿が違ったので、日本での再会を近いここで分かれた。


※ラオス側イミグレーション

 私は川縁の安ゲストハウスに宿を取り宿周辺を散策。そうしているうちに日も暮れ、ラオス名物メコンの夕日が見られる時間になったので川沿いの屋台に陣取りビアラオを注文。夕日を見ながらのこの一杯が心に染みる。常々思うのだが、これを楽しむためだけにここに来る価値が有ると思う。


※メコンの夕日。これを見るためにここまで来ました


※夕日をつまみにビアラオを一杯

 一人で飲んでいたら、隣に座っていたラオス人グループに誘われ一緒に飲むことに。気が付いたら、そのグループのラオス人(私を誘った人ではない)が代金支払っていた。ここで、真のアジア的優しさを感じる。今度は私が奢らなければならないのだろう。
 その後、再会を誓ってラオス人のグループと分かれ、ゲストハウス前の屋台でクレープを買い腹ごしらえをして就寝。南国のバナナクレープはお日様の甘味が有った。

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-第3部へ続く-